Entries from 12 月 2008

2008/12/31 水曜日

2008年をふりかえる

年末ということで2008年の電子マネー・ICカード乗車券について振り返ってみようと思います。
昨年2007年は「電子マネー元年」とも呼ばれ、何かと話題になりました。
比べてみると2008年は、電子マネー・ICカード乗車券がそこまで話題になることもなく、人々の生活(とくに大都市)に浸透したのかなと思います。
地方の中心都市への普及と広がるSuicaとの相互利用
2008年は、地方の中心都市でICカード乗車券、交通系電子マネーのサービスがスタートしました。
2008年1月26日 広島地区 PASPY 広島電鉄など(3月1日からICOCAがPASPYエリアで利用可能に)
2008年5月18日 福岡地区 nimoca 西鉄(10月19日より北九州地区にも拡大)
2008年10月25日 札幌地区 Kitaca JR北海道(1ヶ月後に発売制限)
全国の政令指定都市でICカード乗車券が導入されました。
また、Suicaとの相互利用も進みました。
2008年3月29日からSuica,ICOCA,TOICA間の交通分野での相互利用が始まりました。同時にSuicaICOCA間では電子マネーでの相互利用が始まりました。
2009年3月にはKitacaと、2010年春にはnimocaSUGOCAはやかけんとも相互利用が始まり、全国にSuicaエリアが広がっていきそうです。
SuicaのJREM製以外の端末への接続が解決
2008年でもSuicaの存在感はめだっていましたが、思ったよりSuica電子マネーが利用できるお店が増えなかった印象があります。
その一因としてあげられるのが、端末問題です。
現行、Suica電子マネー(PASMO、ICOCA、nimocaも含む)決済が可能な端末はJREM製の端末に限られています。技術的な問題か何かしらの問題により、NEC製をはじめとする他社製のマルチ端末とSuicaシステムの接続がうまくいっていないためだったと思われます。
ところが、12月、2009年4月上旬よりJR東日本エリア内のローソンにSuica導入することが発表されました。
ローソンに既設のNEC製マルチ端末でSuica決済が可能になることが明らかになり、Suica加盟店拡大の障壁になっていた端末問題が解決したようです。
今後、ローソンに追随する企業が増えると思われ、Sucia加盟店、利用件数がさらに増えていくでしょう。
一日800万件の決済件数の達成も可能になるかもしれませんね。
nanacoとWAONの立場が逆転
流通系電子マネーとして比較されるnanacoとWAONですが、2007年と2008年では立場が逆転したように感じられます。
3月には全国のイオン系列のお店でWAONが利用できるようになりました。
イオンとJALは、2007年10月に締結した業務提携にもとづき、JALマイレージバンクとイオンの電子マネー「WAON」機能を搭載した「JMB WAON」と「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」2種類のカード募集を2008年3月1日から開始。一時、JALのサイトがパンクするなどの人気ぶりでした。
羽田空港内の「BLUE SKY(ブルースカイ)」でWAONが利用ができるようになるなど、ANAとEdyのような関係をJALとの間に築いています。
また来春から牛丼チェーンの吉野家にもWAONが導入されるニュースには驚きました。
一方でnanacoは閉鎖的な印象を受けました。
セブン&アイグループ以外には広がりませんでした。
使える店は増えているのですが、ポイントはたまらないのでグループ外店舗で使うメリットがほとんどないのです。
あまりニュースもありませんでしたし、あくまでnanacoはセブン&アイグループのポイントであり「マネー」ではないと思います。
WAONはiDやSuica、ICOCAとも関係が良好ですし、nanacoもそのような状況ですから、nanacoに変わり、SuicaEdyにつぐ第3の電子マネー規格になる可能性がありますね。
たまるポイントの種類が広がったEdy
中立の立場を生かして、試行錯誤いろいろなことをやっている印象が強かったのがEdyです。
まずは「Edyでポイント」。
昨年まで、Edyを利用するとたまったポイントはANAマイルとプレミアムドライバーズカードショッピングポイント(中日本高速道路)に限られていました。
おサイフケータイの専用アプリを利用することで、上記2つのほか、楽天スーパーポイント、Tポイント、ヤマダポイント、ベルメゾン・ポイント、auポイントがたまるようになりました。
また、ANAマイルが2倍貯まる「Edy マイルプラス」も始まり、am/pmやニッポンレンタカーなどでは200円で2マイルがたまります。
Edyオフィシャルフリーマガジン「Edy NAVI@TOKYO」の発行やEdyがたまるポイントサイト「Edyパラダイス」の開設もありました。
一方で「Edyハッピー優待」は終了しました。
マクドナルドなど加盟店数は増えていますが、コカ・コーラとのEdy対応機の普及はほとんど進みませんでした。キャンペーンもしたのに、、、
2008年の年初に、電子マネー2.0って何だ? 連載「電子マネー2.0」? 2008年の展望8と題して、2008年の展望を記載しました。
その中で、①どの規格でも使える②規格が集約される③マイル・ポイント獲得から新たなサービスへの3点を予想しましたが、ほとんど進まぬまま1年がたってしまいました。
今後、この3点が実現する日が来るのかそれとも規格乱立のままでいくのか、どうなるのでしょうか。

2008/12/27 土曜日

nanacoモバイルアプリがバージョンアップ 

2008年12月22日からnanacoモバイルのバージョンがアップしました。
バージョンアップ対象はNTTドコモのみです。
http://www.nanaco-net.jp/service/info1222.html
大きな変更点は2点。
1、モバイル上の操作でクレジットカード(アイワイカードのみ)からのチャージが可能になった
2、モバイル上の操作でnanacoポイントをnanaco電子マネーに交換できるようにあった
以前はPCやケータイ上ではクレジットチャージの申し込みができるにすぎず、店頭で受け取る必要がありました。
ポイントも交換のたびに店員に申し込む必要がありました。
ケータイでできるようになればいつでもどこでもチャージやポイントが交換できるので便利になりますね。
はやくauやソフトバンクの機種にも対応してほしいですね。

2008/12/24 水曜日

2009年3月14日からSuicaPASMOエリアが拡大

2009年3月14日からSuicaKitaca間の相互利用が始まりますが、同じ日にSuicaエリア・PASMOエリアがそれぞれ拡大します。
Suicaエリアの拡大
首都圏・仙台エリアで新たに115駅でSuicaが利用できるようになります。
首都圏では信越本線は横川まで、上越線は水上まで、常磐線はいわきまで、総武本線成田線は銚子まで、外房線内房線は安房鴨川まで拡大します。
仙台エリアでは、常磐線原ノ町までと福島郡山エリアの駅が加わります。
また、Suica定期券による新幹線乗車サービスが、新たに東北新幹線郡山
仙台間、上越新幹線長岡新潟間で利用できるようになり、また首都圏では上越新幹線高崎上毛高原間、長野新幹線高崎安中榛名間に拡大します。
首都圏のSuicaエリア拡大に伴い、東京近郊区間が広がります。
とくに、総武本線成田線は銚子まで、外房線内房線は安房鴨川までが加わったことで、「一筆書き」できる距離が大幅に伸びました。
初乗り料金での電車の旅がこれまでよりバリエーションが増えそうです。
リリース
PASMOエリアの拡大
関東鉄道(27駅)、千葉都市モノレール(18駅)、舞浜リゾートライン(4駅)の全線でPASMOが利用できるようになります。
3事業者への導入により、PASMO協議会加盟事業者の内、鉄道・モノレール事業者全26者への導入が完了します。
なお、バスは加盟78事業者のうち、67事業者の一部の路線で利用できます。
鉄道・モノレールに関しては新線開通または未加盟事業者の加盟がないかぎりPASMOエリアは広がらないことになりました。
バスに関しては着実に対応事業者、車両が増えているみたいです。
2007年3月18日の開始時点では31事業者、2007年12月時点では38事業者、2008年12月時点では67事業者の一部路線で利用できます。加盟全事業者への導入まであと少しです。(データ参照:http://www.pasmo.co.jp/corporate/press/2006/pdf/061221_01.pdf , http://www.pasmo.co.jp/corporate/press/pdf/071221b.pdf)
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首都圏の交通利用分野でのICカード乗車券のインフラはほとんど整いつつあります。
今後は、もうひとつの機能である電子マネーサービスに各事業者がどのような付加価値をつけてわれわれに提供していくのか、各社の手腕が問われることになりそうです。
われわれも使いこなすテクニックを磨かなくてはなりませんね。

2008/12/23 火曜日

KitacaとSuicaの相互利用は2009年3月14日から 電子マネーも

JR北海道とJR東日本は、来年2009年3月14日から、それぞれのICカード乗車券「Kitaca」と「Suica」の相互利用サービスを始めると発表しました。
また、同時にKitaca電子マネーサービスの提供が始まり、交通利用同様、電子マネー利用においてもSuicaとの相互利用が可能となります。
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Kitaca電子マネーサービスですが、3月14日のサービス開始当初は、Kitacaエリア内の駅構内、駅周辺にある、キヨスクなどの店舗、飲料自動販売機、コインロッカーなど約300か所で利用できます。
また、札幌駅に隣接する商業施設「JRタワー」では2009年度以降に順次対応予定で、2010年春までに約500店舗で利用できる予定です。
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相互利用開始時の恒例といいますか、
サービス開始を記念して、3月14日には記念Kitaca(1万枚)、Suica(5万枚)が両社から発行されます。
行列ができそうですね。

2008/12/22 月曜日

FIFAクラブワールドカップでVisa Touch

マンチェスター・ユナイテッドのクラブ世界一で幕を閉じた「TOYOTAプレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン2008」。
決勝が行われた横浜国際総合競技場では、オフィシャルグッズショップと公式プログラム売店でVisa Touchが利用できました。

VISAカードで知られるVISAはFIFAの公式スポンサーになっており、その関係でVisa Touchが利用できたと思われます。

なお、オフィシャルグッズショップと公式プログラム売店でVisaカードまたはVisa Touchを利用して5000円以上の買い物をすると、VISAオリジナルのFIFAクラブワールドカップグッズがもらえるキャンペーンも行われていました。
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入場者数約68000人のうち何人がVisa Touchを利用したのか気になるところです。
まあ認知度向上の意味合いが強いのでしょう。