Entries Tagged as '電子マネー全般'

2009/6/19 金曜日

エコポイントをSuicaやPASMOに交換できる! Edyやnanaco、WAONにも

環境省・経済産業省・総務省はエコポイントの交換商品等に関する第1次募集結果を発表しました。
6月1日から11日までの募集期間に申請した435件のうち、第三者委員会の審査を通過した271件が明らかになりました。
リリース
エコポイントの交換商品には、ビール券や全国百貨店共通商品券、ギフトカード、旅行券などの一般的な商品券とともに、世田谷区内共通商品券のような地域型商品券も対象です。環境配慮製品への交換もでき、幅広い業種に広がっています。(一覧)
電子マネー関連では、先日、エコポイントの交換商品として応募したことを共同発表(リリース)した、Edy、nanaco、WAONのほか、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーも含まれます。
交通系電子マネーは、公共交通機関カードという位置づけですが、SuicaやPASMOのほか、TOICA、ICOCA、SUGOCA、nimoca、(はやかけん)などが含まれます。また、伊予鉄道のICい〜カードや高松琴平電気鉄道のIruCaなど地域密着型の交通系電子マネーも交換の対象です。
Edy、nanaco、WAONが共同発表した際は、Suicaは申請せず「知名度向上のチャンスを逃してやる気ないな」という印象でしたが、ちゃんと申請していたんですね。
流通大手のセブン&アイやイオンのアピール力に感心してしまいます。まだ決まっていない段階でリリースを出してしまうんですから。1日800万件の決済を目指しているJR東日本ももっとどん欲になってほしいものです。
エコポイントは7月1日から交換商品の申請が始まる予定です。来週には、申請時に必要な「事業者コード」や商品選択に必要な「商品コード」を記載した、主要商品リストを事務局ホームページ上で公表されるそうです。
7月以降定期的に交換商品の募集、交換商品の追加が行われる予定です。PiTaPaやPASPY、Kitacaなどが追加されるのでしょうか。
(エコポイントは省エネルギー性能の高い家電を購入した際にもらえるポイント。2009年5月15日〜2010年3月31日に購入した商品が対象で、2010年4月30日までにエコポイントの申請を行えば2012年3月31日までに、商品券などと交換できる。なお、原則1ポイント、1円相当のものと交換できる。)

2009/3/18 水曜日

電子マネー決済端末価格が従来の7分の1

3月17日日本経済新聞夕刊1面に掲載されていたのですが、従来の約7分の1の価格の電子マネー決済端末が開発されたようです。
開発したのは、三菱商事とトヨタファイナンスサービスが出資してつくられたトランザクション・メディア・ネットワークス。
店舗に置く端末の決済ブランド処理・セキュリティ機能などの主要な機能をインターネット経由で外部サーバーに移し、端末機能を簡素化させることで価格に抑えることができました。
機能を変更したり、決済ブランドを増やす場合でもサーバーを更新するだけでよくなります。
従来は端末内に様々な機能が搭載されていたため、価格が20万円前後かかっていました。導入コストが高いのが、中小のお店にはハードルになっていました。
新端末は、1台3万円程度だそうなので、中小の店舗にも電子マネーが普及していくかもしれませんね。
ポイントサービスとかも可能になるので、今まで手を出せなかった商店街などで導入が進むかもしれません。
NFCに対応します。
実証実験で問題がなければ今夏にもサービスが開始されるようです。
データをインターネットでやり取りするので、セキュリティーが重要ですね。

2009/1/1 木曜日

2009年の電子マネー・ICカード乗車券

あけましておめでとうございます。
2009年も今まで通りマイペースで更新していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、年初に当たり、2009年の電子マネー・ICカード乗車券の動きをまとめてみます。
ICカード乗車券の動き
1月30日

札幌市営地下鉄がSAPICA(サピカ)導入

3月14日

Suicaエリアの拡大
PASMOエリアの拡大
Kitaca電子マネーのサービス開始
SuicaKitaca間の相互利用開始(交通・電子マネー)

2009年春

JR九州がSUGOCA(スゴカ)導入
福岡市営地下鉄がはやかけん導入

ローソンのSuica導入に続き、Suica加盟店は増えるのか
電子マネーに関する大きな話題の一つが、JR東日本エリア内のローソンにSuicaが導入されることです。4月上旬を予定しています。
みなさんもご存じのように、ローソンのSuica導入は、JREM製以外のマルチ端末(共用端末)でもSuicaをはじめとする交通系電子マネー決済が可能になることを意味します。
マルチ端末を導入していながらSuicaに対応していないコンビニ(セブンイレブンやサークルKサンクス)でも理論的にはSuica導入が可能になります。
SuicaPASMOを導入しているコンビニ(ファミマやam/pmなど)でも1台のマルチ端末に集約することでレジ回りをすっきりさせることができます。
ローソンに追随し全国のコンビニで地域の交通系電子マネーが利用できるようになれば、Suicaが利用できるお店が飛躍的に増えそうです。
Edyに続き、コカ・コーラのマルチマネー機へのSuica対応も始まる予定ですから、街ナカ、そして全国でSuicaが利用できるようになりそうです。
まあうまくことが進むかはわかりませんが。
FeliCaの利用範囲を広げる製品群の製品化
電子マネー・ICカード乗車券に関わらず、ICカードのサービスを広げるものとして期待されているのが、電子機器組み込み用の無線インタフェースモジュール「FeliCa Plug」と、ローコストのFeliCaチップ「FeliCa Lite」。
FeliCa Plugは2009年春、FeliCa Liteは2009年夏の製品化を予定しています。
電子マネー・ICカード乗車券に付加価値を与えるサービスを提供してくれるのではないかと期待しています。

このほか、存在感を増しつつあるWAONは、春より順次吉野家で決済が可能になります。
Edyやnanacoの挽回も気になりますね。
2009年は、マルチ端末の複数規格への開放と、あらたなサービスがキーワードになり、Suicaを中心に成長路線を進んでいくことでしょう。

2008/12/31 水曜日

2008年をふりかえる

年末ということで2008年の電子マネー・ICカード乗車券について振り返ってみようと思います。
昨年2007年は「電子マネー元年」とも呼ばれ、何かと話題になりました。
比べてみると2008年は、電子マネー・ICカード乗車券がそこまで話題になることもなく、人々の生活(とくに大都市)に浸透したのかなと思います。
地方の中心都市への普及と広がるSuicaとの相互利用
2008年は、地方の中心都市でICカード乗車券、交通系電子マネーのサービスがスタートしました。
2008年1月26日 広島地区 PASPY 広島電鉄など(3月1日からICOCAがPASPYエリアで利用可能に)
2008年5月18日 福岡地区 nimoca 西鉄(10月19日より北九州地区にも拡大)
2008年10月25日 札幌地区 Kitaca JR北海道(1ヶ月後に発売制限)
全国の政令指定都市でICカード乗車券が導入されました。
また、Suicaとの相互利用も進みました。
2008年3月29日からSuica,ICOCA,TOICA間の交通分野での相互利用が始まりました。同時にSuicaICOCA間では電子マネーでの相互利用が始まりました。
2009年3月にはKitacaと、2010年春にはnimocaSUGOCAはやかけんとも相互利用が始まり、全国にSuicaエリアが広がっていきそうです。
SuicaのJREM製以外の端末への接続が解決
2008年でもSuicaの存在感はめだっていましたが、思ったよりSuica電子マネーが利用できるお店が増えなかった印象があります。
その一因としてあげられるのが、端末問題です。
現行、Suica電子マネー(PASMO、ICOCA、nimocaも含む)決済が可能な端末はJREM製の端末に限られています。技術的な問題か何かしらの問題により、NEC製をはじめとする他社製のマルチ端末とSuicaシステムの接続がうまくいっていないためだったと思われます。
ところが、12月、2009年4月上旬よりJR東日本エリア内のローソンにSuica導入することが発表されました。
ローソンに既設のNEC製マルチ端末でSuica決済が可能になることが明らかになり、Suica加盟店拡大の障壁になっていた端末問題が解決したようです。
今後、ローソンに追随する企業が増えると思われ、Sucia加盟店、利用件数がさらに増えていくでしょう。
一日800万件の決済件数の達成も可能になるかもしれませんね。
nanacoとWAONの立場が逆転
流通系電子マネーとして比較されるnanacoとWAONですが、2007年と2008年では立場が逆転したように感じられます。
3月には全国のイオン系列のお店でWAONが利用できるようになりました。
イオンとJALは、2007年10月に締結した業務提携にもとづき、JALマイレージバンクとイオンの電子マネー「WAON」機能を搭載した「JMB WAON」と「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」2種類のカード募集を2008年3月1日から開始。一時、JALのサイトがパンクするなどの人気ぶりでした。
羽田空港内の「BLUE SKY(ブルースカイ)」でWAONが利用ができるようになるなど、ANAとEdyのような関係をJALとの間に築いています。
また来春から牛丼チェーンの吉野家にもWAONが導入されるニュースには驚きました。
一方でnanacoは閉鎖的な印象を受けました。
セブン&アイグループ以外には広がりませんでした。
使える店は増えているのですが、ポイントはたまらないのでグループ外店舗で使うメリットがほとんどないのです。
あまりニュースもありませんでしたし、あくまでnanacoはセブン&アイグループのポイントであり「マネー」ではないと思います。
WAONはiDやSuica、ICOCAとも関係が良好ですし、nanacoもそのような状況ですから、nanacoに変わり、SuicaEdyにつぐ第3の電子マネー規格になる可能性がありますね。
たまるポイントの種類が広がったEdy
中立の立場を生かして、試行錯誤いろいろなことをやっている印象が強かったのがEdyです。
まずは「Edyでポイント」。
昨年まで、Edyを利用するとたまったポイントはANAマイルとプレミアムドライバーズカードショッピングポイント(中日本高速道路)に限られていました。
おサイフケータイの専用アプリを利用することで、上記2つのほか、楽天スーパーポイント、Tポイント、ヤマダポイント、ベルメゾン・ポイント、auポイントがたまるようになりました。
また、ANAマイルが2倍貯まる「Edy マイルプラス」も始まり、am/pmやニッポンレンタカーなどでは200円で2マイルがたまります。
Edyオフィシャルフリーマガジン「Edy NAVI@TOKYO」の発行やEdyがたまるポイントサイト「Edyパラダイス」の開設もありました。
一方で「Edyハッピー優待」は終了しました。
マクドナルドなど加盟店数は増えていますが、コカ・コーラとのEdy対応機の普及はほとんど進みませんでした。キャンペーンもしたのに、、、
2008年の年初に、電子マネー2.0って何だ? 連載「電子マネー2.0」? 2008年の展望8と題して、2008年の展望を記載しました。
その中で、①どの規格でも使える②規格が集約される③マイル・ポイント獲得から新たなサービスへの3点を予想しましたが、ほとんど進まぬまま1年がたってしまいました。
今後、この3点が実現する日が来るのかそれとも規格乱立のままでいくのか、どうなるのでしょうか。

2008/12/20 土曜日

ソニー 新しいFeliCa(フェリカ)の製品群を開発

ソニーは12月16日、非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」の新しい製品群として、電子機器組み込み用の無線インタフェースモジュール「FeliCa Plug」と、ローコストのFeliCaチップ「FeliCa Lite」を発表した。FeliCa Plugは2009年春、FeliCa Liteは2009年夏の製品化を予定しています。
リリース
FeliCa Plugは、有線端子付き無線インターフェースモジュールだそうです。
難しい言葉ですが、簡単に説明すると、従来のFeliCaチップとは異なり、メモリーやCPUを搭載していません。
すでにCPUやメモリーが組み込まれている電子機器製品にFeliCa Plugを内蔵することで、FeliCaのデータ転送機能を付加することができます。
たとえば、体脂肪計などの電子健康機器やポータブルゲーム機(PSPやニンテンドーDSなど)などの電子玩具に内蔵することで、磁界検知機能により、組み込まれた電子機器の自動起動が可能になります。
もう一つのFeliCa Liteは、既存のFeliCaカードを簡易化したローコスト仕様のカードです。
機能を簡易化することでFeliCaカードの価格を抑えることができたので、規模の小さいポイントカードや会員証にもFeliCaを導入することができそうです。
いままではFeliCaの高コストが敬遠されていましたから、導入のハードルが下がりそうです。
今回ソニーが発表したFeliCaの新しい製品群はFeliCaの利用範囲を広げるもので、新しいサービスを提供できるようになると思います。
すでにおサイフケータイやパソコンのFeliCaポートなどインフラは着実にできているのですから、サービスを提供する側のアイディア、実現力が問われていくようになるかもしれません。今後の展開に注視したいですね。