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2009/1/1 木曜日

2009年の電子マネー・ICカード乗車券

あけましておめでとうございます。
2009年も今まで通りマイペースで更新していきたいと思います。
本年もよろしくお願いいたします。
さて、年初に当たり、2009年の電子マネー・ICカード乗車券の動きをまとめてみます。
ICカード乗車券の動き
1月30日

札幌市営地下鉄がSAPICA(サピカ)導入

3月14日

Suicaエリアの拡大
PASMOエリアの拡大
Kitaca電子マネーのサービス開始
SuicaKitaca間の相互利用開始(交通・電子マネー)

2009年春

JR九州がSUGOCA(スゴカ)導入
福岡市営地下鉄がはやかけん導入

ローソンのSuica導入に続き、Suica加盟店は増えるのか
電子マネーに関する大きな話題の一つが、JR東日本エリア内のローソンにSuicaが導入されることです。4月上旬を予定しています。
みなさんもご存じのように、ローソンのSuica導入は、JREM製以外のマルチ端末(共用端末)でもSuicaをはじめとする交通系電子マネー決済が可能になることを意味します。
マルチ端末を導入していながらSuicaに対応していないコンビニ(セブンイレブンやサークルKサンクス)でも理論的にはSuica導入が可能になります。
SuicaPASMOを導入しているコンビニ(ファミマやam/pmなど)でも1台のマルチ端末に集約することでレジ回りをすっきりさせることができます。
ローソンに追随し全国のコンビニで地域の交通系電子マネーが利用できるようになれば、Suicaが利用できるお店が飛躍的に増えそうです。
Edyに続き、コカ・コーラのマルチマネー機へのSuica対応も始まる予定ですから、街ナカ、そして全国でSuicaが利用できるようになりそうです。
まあうまくことが進むかはわかりませんが。
FeliCaの利用範囲を広げる製品群の製品化
電子マネー・ICカード乗車券に関わらず、ICカードのサービスを広げるものとして期待されているのが、電子機器組み込み用の無線インタフェースモジュール「FeliCa Plug」と、ローコストのFeliCaチップ「FeliCa Lite」。
FeliCa Plugは2009年春、FeliCa Liteは2009年夏の製品化を予定しています。
電子マネー・ICカード乗車券に付加価値を与えるサービスを提供してくれるのではないかと期待しています。

このほか、存在感を増しつつあるWAONは、春より順次吉野家で決済が可能になります。
Edyやnanacoの挽回も気になりますね。
2009年は、マルチ端末の複数規格への開放と、あらたなサービスがキーワードになり、Suicaを中心に成長路線を進んでいくことでしょう。

2008/12/31 水曜日

2008年をふりかえる

年末ということで2008年の電子マネー・ICカード乗車券について振り返ってみようと思います。
昨年2007年は「電子マネー元年」とも呼ばれ、何かと話題になりました。
比べてみると2008年は、電子マネー・ICカード乗車券がそこまで話題になることもなく、人々の生活(とくに大都市)に浸透したのかなと思います。
地方の中心都市への普及と広がるSuicaとの相互利用
2008年は、地方の中心都市でICカード乗車券、交通系電子マネーのサービスがスタートしました。
2008年1月26日 広島地区 PASPY 広島電鉄など(3月1日からICOCAがPASPYエリアで利用可能に)
2008年5月18日 福岡地区 nimoca 西鉄(10月19日より北九州地区にも拡大)
2008年10月25日 札幌地区 Kitaca JR北海道(1ヶ月後に発売制限)
全国の政令指定都市でICカード乗車券が導入されました。
また、Suicaとの相互利用も進みました。
2008年3月29日からSuica,ICOCA,TOICA間の交通分野での相互利用が始まりました。同時にSuicaICOCA間では電子マネーでの相互利用が始まりました。
2009年3月にはKitacaと、2010年春にはnimocaSUGOCAはやかけんとも相互利用が始まり、全国にSuicaエリアが広がっていきそうです。
SuicaのJREM製以外の端末への接続が解決
2008年でもSuicaの存在感はめだっていましたが、思ったよりSuica電子マネーが利用できるお店が増えなかった印象があります。
その一因としてあげられるのが、端末問題です。
現行、Suica電子マネー(PASMO、ICOCA、nimocaも含む)決済が可能な端末はJREM製の端末に限られています。技術的な問題か何かしらの問題により、NEC製をはじめとする他社製のマルチ端末とSuicaシステムの接続がうまくいっていないためだったと思われます。
ところが、12月、2009年4月上旬よりJR東日本エリア内のローソンにSuica導入することが発表されました。
ローソンに既設のNEC製マルチ端末でSuica決済が可能になることが明らかになり、Suica加盟店拡大の障壁になっていた端末問題が解決したようです。
今後、ローソンに追随する企業が増えると思われ、Sucia加盟店、利用件数がさらに増えていくでしょう。
一日800万件の決済件数の達成も可能になるかもしれませんね。
nanacoとWAONの立場が逆転
流通系電子マネーとして比較されるnanacoとWAONですが、2007年と2008年では立場が逆転したように感じられます。
3月には全国のイオン系列のお店でWAONが利用できるようになりました。
イオンとJALは、2007年10月に締結した業務提携にもとづき、JALマイレージバンクとイオンの電子マネー「WAON」機能を搭載した「JMB WAON」と「イオンJMBカード(JMB WAON一体型)」2種類のカード募集を2008年3月1日から開始。一時、JALのサイトがパンクするなどの人気ぶりでした。
羽田空港内の「BLUE SKY(ブルースカイ)」でWAONが利用ができるようになるなど、ANAとEdyのような関係をJALとの間に築いています。
また来春から牛丼チェーンの吉野家にもWAONが導入されるニュースには驚きました。
一方でnanacoは閉鎖的な印象を受けました。
セブン&アイグループ以外には広がりませんでした。
使える店は増えているのですが、ポイントはたまらないのでグループ外店舗で使うメリットがほとんどないのです。
あまりニュースもありませんでしたし、あくまでnanacoはセブン&アイグループのポイントであり「マネー」ではないと思います。
WAONはiDやSuica、ICOCAとも関係が良好ですし、nanacoもそのような状況ですから、nanacoに変わり、SuicaEdyにつぐ第3の電子マネー規格になる可能性がありますね。
たまるポイントの種類が広がったEdy
中立の立場を生かして、試行錯誤いろいろなことをやっている印象が強かったのがEdyです。
まずは「Edyでポイント」。
昨年まで、Edyを利用するとたまったポイントはANAマイルとプレミアムドライバーズカードショッピングポイント(中日本高速道路)に限られていました。
おサイフケータイの専用アプリを利用することで、上記2つのほか、楽天スーパーポイント、Tポイント、ヤマダポイント、ベルメゾン・ポイント、auポイントがたまるようになりました。
また、ANAマイルが2倍貯まる「Edy マイルプラス」も始まり、am/pmやニッポンレンタカーなどでは200円で2マイルがたまります。
Edyオフィシャルフリーマガジン「Edy NAVI@TOKYO」の発行やEdyがたまるポイントサイト「Edyパラダイス」の開設もありました。
一方で「Edyハッピー優待」は終了しました。
マクドナルドなど加盟店数は増えていますが、コカ・コーラとのEdy対応機の普及はほとんど進みませんでした。キャンペーンもしたのに、、、
2008年の年初に、電子マネー2.0って何だ? 連載「電子マネー2.0」? 2008年の展望8と題して、2008年の展望を記載しました。
その中で、①どの規格でも使える②規格が集約される③マイル・ポイント獲得から新たなサービスへの3点を予想しましたが、ほとんど進まぬまま1年がたってしまいました。
今後、この3点が実現する日が来るのかそれとも規格乱立のままでいくのか、どうなるのでしょうか。

2008/12/20 土曜日

ソニー 新しいFeliCa(フェリカ)の製品群を開発

ソニーは12月16日、非接触ICカード技術「FeliCa(フェリカ)」の新しい製品群として、電子機器組み込み用の無線インタフェースモジュール「FeliCa Plug」と、ローコストのFeliCaチップ「FeliCa Lite」を発表した。FeliCa Plugは2009年春、FeliCa Liteは2009年夏の製品化を予定しています。
リリース
FeliCa Plugは、有線端子付き無線インターフェースモジュールだそうです。
難しい言葉ですが、簡単に説明すると、従来のFeliCaチップとは異なり、メモリーやCPUを搭載していません。
すでにCPUやメモリーが組み込まれている電子機器製品にFeliCa Plugを内蔵することで、FeliCaのデータ転送機能を付加することができます。
たとえば、体脂肪計などの電子健康機器やポータブルゲーム機(PSPやニンテンドーDSなど)などの電子玩具に内蔵することで、磁界検知機能により、組み込まれた電子機器の自動起動が可能になります。
もう一つのFeliCa Liteは、既存のFeliCaカードを簡易化したローコスト仕様のカードです。
機能を簡易化することでFeliCaカードの価格を抑えることができたので、規模の小さいポイントカードや会員証にもFeliCaを導入することができそうです。
いままではFeliCaの高コストが敬遠されていましたから、導入のハードルが下がりそうです。
今回ソニーが発表したFeliCaの新しい製品群はFeliCaの利用範囲を広げるもので、新しいサービスを提供できるようになると思います。
すでにおサイフケータイやパソコンのFeliCaポートなどインフラは着実にできているのですから、サービスを提供する側のアイディア、実現力が問われていくようになるかもしれません。今後の展開に注視したいですね。

2008/11/30 日曜日

ソニー NFC対応の新型PaSoRi(パソリ)発表

ソニーはパソコンなどにUSB接続できる非接触ICカード リーダ/ライタ「PaSoRi(パソリ)」の新製品を発表しました。
リリース
来年1月21日に発売される新製品は、「RC-S330」。
RC-S310、RC-S320に次ぐ3世代目のパソリです。
大きな特徴は2つあります。

1 NFC対応である
「RC-S330」は、近距離無線通信規格の次世代規格であるNFC(Near Field Communication)に対応しています。
NFCは、現在ある3種類の近距離無線通信規格の上位互換性を持っています。「RC-S330」では、FeliCaのほか、TypeA(MIFARE)とTypeBの読み書きができます。なお、Type Aカード/Type Bカード対応のアプリケーションは製品に付属していません。実際に読み書きをするには対応アプリケーションが必要になります。
2 e-Taxなどの公的個人認証サービスに対応
「RC-S330」は、e-Tax(国税電子申告・納税システム)などの公的個人認証サービスを利用するオンライン手続きに対応しています。自宅で行う場合、e-Taxなどのソフトをダウンロードする必要がありますが、住民基本台帳カードを新パソリにかざすことで、インターネット経由で確定申告や納税など、各種申請を行うことができます。

住民基本台帳カードは、運転免許証同様、TypeBを採用しており、新パソリならではの機能ですね。
NFC対応リーダーは、アイ・オー・データ機器が今年5月ごろから「ぴタッチ」という商品名で販売しています。
(FeliCaとMIFARE対応のNFCリーダー・ライター販売へ)
カードやチップ側の規格は、TypeA(MIFARE)、TypeB、FeliCaと分かれておりこれを統一していくのは難しいですが、読み取る側が3規格対応(つまりNFC対応)になれば、世界中で使える共通ICカード乗車券も夢ではないでしょうね。
実現にはまだ時間がかかりそうですが。
Mac対応のICカードリーダはできないものなのでしょうか。

2008/10/11 土曜日

SuicaやPASMOがタイムカードに

 
財務会計ソフトなどを販売するセイショウシステムテクノロジーは、SuciaやPASMOなどのフェリカを使って、勤怠管理を行えるサービス「定期タイムカード」を公開しました。
ネットワーク環境にあるパソコンにPaSoRi(パソリ)を接続し、普段利用しているSuciaやPASMO、おサイフケータイなどをかざすと出勤、退勤などの時刻を記録できるそうです。
専用機器やシステムを構築する必要がないため、コストを安くできるのがメリットだそうです。
駅の自動改札を通る感覚になるのでしょう。
今後、1枚のフェリカを複数の用途(ICカード乗車券・電子マネー機能とキー、社員証など)で利用する傾向が強まるのかもしれません。